こんにちは。もりぞうです。
今回は動画制作における、企画・プランニングから配信・公開までの一連の流れについて詳細を解説していきます。
以下の流れに沿って順に理解し作業していくことで失敗なく目的の動画を制作することができます。
各プロセスについて順に解説していきます。
1. 企画・プランニング
動画制作において、コンセプトを決める際に大切なこととして、以下のようなことが挙げられます。
- ターゲットとなる視聴者
- 伝えたいメッセージ
- スタイル
- 予算や時間制限
- 動画に対する適切な長さやフォーマット
こういった動画制作の方針や目標を明確にすることで、制作に必要なリソースを確保することができ、後々のステップでの作業をスムーズに進めることができるでしょう。
ターゲットとなる視聴者
動画を作成する目的や、誰に向けた内容かを明確にすることが重要です。
ターゲットとなる視聴者を想定する際には、以下のことを知っておくと良いでしょう。
- 年齢層や性別、職業などの基本的なデモグラフィック情報
- 興味や関心、生活スタイルなどのユーザープロファイル
- コミュニケーションチャネルの利用状況や、SNSなどのオンラインプラットフォームの利用状況
- 目的やニーズ、期待値など
これらの情報をもとに、ターゲットとなる視聴者に合った動画を制作することができます。また、配信・公開時には、ターゲットとなる視聴者が利用しているプSNSなどのオンラインプラットフォームを選び、適切なタイミングで配信・公開することも重要です。
詳しくは以下の記事で解説していきます。
【動画制作|入門】動画制作を成功に導くターゲットとなる視聴者のデモグラフィック情報の考え方と活用事例
伝えたいメッセージ
動画を通じて、何を伝えたいのかを明確にしておくことで、編集や撮影の段階での方針を定めることができます。伝えたいメッセージを明確にする際には、先ほど述べたとおり、まずターゲットとなる視聴者を明確に定義し、その視聴者が望む情報やニーズを把握することが重要です。
さらに、制作する動画のスタイルやフォーマット(後述)も考慮し、伝えたいメッセージに適した形で伝えることが大切です。また、動画の中で使用する言葉や画像、音声なども、ターゲット視聴者に適したものを選ぶことが重要です。
詳しくは以下の記事で解説していきます。
【動画制作|入門】動画制作における「伝えたいメッセージ」を定義することの重要性
スタイル
動画のスタイルを決めることで、編集や撮影の段階での決定をすることができます。
動画のスタイルには様々な種類があります。以下に一部の例を紹介します。
- ドキュメンタリースタイル:実際に起きた事実や出来事を取材し、それを映像にしたもの。
- ナレーションスタイル:映像に合わせて説明を加えることで、情報を伝えるスタイル。
- コメディースタイル:ジョークや滑稽な要素を取り入れた映像。
- ミュージックビデオスタイル:音楽と映像を組み合わせ、音楽の世界観を表現するスタイル。
- プロモーションビデオスタイル:製品やサービスをPRするための映像。
- 動画広告スタイル:広告を目的とした映像。
詳しくは以下の記事で解説していきます。
【動画制作|入門】動画の「スタイル」について分かりやすく解説(スタイルとは?種類?いつ決める?)
予算計画
予算に合わせて、コンセプトを決定することが大切です。
動画制作にかかる予算計画では以下のような費用が考えられるため予め考慮しましょう。
- 撮影費用: カメラ、レンズ、三脚、音響装置、照明器具などの撮影に必要な機材にかかる費用
- 場所レンタル費用:撮影に必要なスタジオや場所をレンタルする費用
- 音楽やサウンドエフェクトのライセンス費用:映像に使用する音楽やサウンドエフェクトにかかるライセンス費用
- 収録スタッフの人件費: 撮影監督、カメラ担当、音響担当、照明担当などの収録スタッフの人件費
- 編集費用: 編集ソフトウェアやハードウェア、作業スペースなどの編集にかかる費用
詳しくは以下の記事で解説していきます。
【動画制作|入門】動画制作のための予算計画のヒント
動画に対する適切な長さやフォーマット
動画を作成するにあたって、適切な長さやフォーマットを決めることが重要です。適切な長さやフォーマットを決定するためには、前述の「ターゲット」「伝えたいメッセージ」「スタイル」「予算や時間制限」を踏まえて決定すると良いでしょう。
2. 撮影・素材収集
動画を制作するための素材を収集します。素材とは、映像や音声、画像、音楽などを指します。
- 映像
- 音楽・音声
- 画像
- 字幕
映像
カメラで撮影した映像や、既存の映像。
カメラなどで撮影した映像が最も一般的です。様々なタイプのカメラがあり、スマートフォンから高級な一眼レフカメラまで使用することができます。
動画制作における映像素材の使い道は様々で、一般的には以下のような使い方があります。
- ショット: シングルカメラで撮影された映像を組み合わせてシーンを構成するために使用します。
- ビデオクリップ: 既に録画された映像を使用します。これらは、テレビ番組、映画、音楽ビデオなどから収集することができます。
- インタビュー: 話者が直接話しかける映像を使用します。これは、ドキュメンタリー、ニュース、教育などの動画によく使用されます。
- アニメーション: コンピュータグラフィックスや2Dアニメーションを使用して映像を作成します。
- スローモーションやタイムラプス: 映像をスローモーションやタイムラプスで撮影することで、動きや変化を強調することができます。
- 特殊効果: スチル画像、グラフィック、テキストなどを映像に組み込んで、特殊な効果を作り出すことができます。
これらは一部であり、映像素材の使い方には様々な可能性があります。使用する素材や効果、目的に合わせて使い分けることが重要になります。
音楽・音声
録音した音楽・音声や、既存の音楽・音声を使用することができます。
動画制作において音声素材は、映像素材と同じくらい重要な役割を担うことができます。主な使い道としては、以下のようなものが挙げられます。
これらの音声素材をうまく使用することで、動画の印象を大きく変えることができます。
- 背景音: 動画の背景に流れる音楽や雑音、環境音など。これらの音声素材は、動画の世界観を作り上げる上で重要な役割を担うことができます。
- ボイスオーバー: 動画の中で人の声が聞こえる音声素材。これは、動画に説明や説明を加えるために使用されます。
- サウンドエフェクト: 特定のアクションや状況を表現するために使用される音声素材。例えば、爆発音、火花の音、雨の音など。
- 音楽: 動画にBGMを加えるために使用される音声素材。これによって、動画の雰囲気を作り上げることができます。
画像
カメラで撮影した画像や、既存の画像を使用することができます。
画像素材は、映像素材に加えて使用することで、動画に様々な視覚効果を与えることができます。
画像素材を適切に使いこなすことで、動画の内容をよりわかりやすく、視覚的に魅力的に表現することができます。
- タイトルやエンディングなどの字幕部分: タイトルやエンディングなどに使用する文字を画像にして映像に合成することで、字幕を表示することができます。
- バックグラウンド: 動画に背景を設定することで、映像に深みや質感を与えることができます。
- スライドショー: 画像をスライドショー形式で流し、動画に追加することで、情報をわかりやすく伝えることができます。
- イラストやグラフィック: イラストやグラフィックを使用することで、動画に視覚的なアクセントを与えることができます。
- ロゴやアイコン: ロゴやアイコンを使用することで、動画にブランドアイデンティティを与えることができます。
3. 編集
収集した素材を使って、動画を編集します。映像や音声を組み合わせて、ストーリーを作り上げますが、動画制作における編集作業には様々な要素があります。主に以下のような作業があります。
- 映像の編集
- 音声の編集
- 画像の編集
- 音楽の編集
- 合成
- カラーコレクション
- 字幕の追加
- エクスポート
これらの作業は、動画編集ソフトを使用して行われます。それぞれのソフトによっては、使用方法や機能が異なりますので、使用するソフトに合わせて作業を行う必要があります。
映像の編集
撮影した映像をカット、結合し、効果をかけて動画を作成する作業。
音声の編集
録音した音声をカット、結合し、効果をかけて音声トラックを作成する作業。
画像の編集
撮影した画像や画像素材を加工し、動画に使用する作業。
音楽の編集
音楽を選択し、映像に合わせて調整する作業
合成
映像、音声、画像、字幕などを組み合わせて動画を作成する作業。
カラーコレクション
映像に色をつける作業
字幕の追加
映像に字幕を追加する作業
エクスポート
制作した動画を保存、書き出す作業
4. 配信・公開
動画を配信・公開するにあたっては、様々な要素を考慮する必要があります。以下はその一部です。
- コンテンツの著作権
- 配信先の選択
- SEO対策
- エンゲージメントの向上
- アクセス解析
コンテンツの著作権
配信する動画には、著作権が存在する可能性があります。著作権者に許可を取って、適切に使用することが必要です。
配信先の選択
動画を配信するには、YouTubeやVimeoなどの大手動画共有サイト、または自分のウェブサイトなど、自分に合った配信先を選ぶ必要があります
SEO対策
検索結果に上位に出るように、動画のタイトルや説明文、タグなどを適切に設定することで、検索結果に上位に表示されやすくなります。
エンゲージメントの向上
コメントやいいねなどで、動画に対してのエンゲージメントを高めることで、動画の人気を上げることができます。
アクセス解析
配信した動画のアクセス数や視聴率などを分析し、改善点を見つけることで、より良い動画を作ることができます。
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