【シューズレビュー】アディゼロアディオスプロ3:厚底カーボンシューズ 靴擦れ対策は必須かも

こんにちは。もりぞうです。

これまでナイキのアルファフライを使用していましたが、昨年末のレース直前にアーチサポートのあるシューズを履くと痛みが出てしまうという謎の状態に陥ってしまうということがありました。

そこで、手持ちのシューズの中でアーチサポートの無いシューズがあったものの、それとの相性も悪く、新たなレース用シューズを模索してました。

そんな折、ランニング系Youtuberのランニング食堂さんがアディオスプロ3を推されている動画を見つけ気になっていたところ、そのラン食さんが年末のBeyoundでも優勝されたのを受けて遂にスイッチが入ってしまったという感じです。

この記事では、アディオスプロ3を実際に購入しての履き心地や特徴、サイズ感をお届けします(細かな製品仕様はメーカーサイトへどうぞ)。この記事がアディオスプロ3の購入を検討されれいる方の参考になれば幸いです。

目次

1. 外観とデザイン、快適さ

外観はこんな感じ。

全体的なデザインとして、アディダスのロゴを派生させたかのような、線型を主張した見た目が何ともアディダスっぽいです。

目についた特徴的な点は、前足部の外側にある切り欠き。これによりスムーズな前方への転がりをアシストしてくれるみたい。

2. サイズ感、フィット感、サポート性

サイズ感

ナイキのランニングシューズと比べた場合ほぼ同じサイズでOK。ズームフライ1~5,、ヴェイパーフライnext%1~2、アルファフライ1、ペガサス39 だと25.0cmのところ、このアディオスプロ3の場合も25.0cmがベストでした。

レビュアーによっては ”タイトな作り” と評価する方もいるので店舗での試着は必要なのかも。

フィット感

フィット感にはやや難あり

アッパーが硬めで足を包み込んでくれる感じがなく、ヒールカップも線形のデザインに凝すぎなのか、丸みのある踵をホールドしてくれる感があまりありません

踵が抜ける感じは無いものの、アッパーの硬い部分には ”当たり” を感じやすく、走っているうちに痛みに変わることも。ヒールカップはその硬さも手伝って、靴擦れしてしまいました。このシューズを履くには、適度な厚みのあるソックスで当たりを軽減しつつ、アキレス腱への靴擦れ防止のテーピングが必須でした。

インソールには癖が無く、アーチサポートのあるシューズが苦手な人も安心の設計。

3. 実際に使った感想

フィット感のリスクを除けば、アシスト感ある反発性能を誇りながらも安定感を兼ね備えた今時のレーシングシューズと感じられました。

また、前足部外側部分の切り欠きは新しい感覚を得られ、実際に走ってみるとその有用性を感じられます。

4. 重さ

重さは昨今のレーシングシューズ共通の軽さで仕上げられており、重みは感じられない印象

ちなみに重さは片足約215g(27.0cm片足)なのでcmあたり7.96g。ミズノウェーブリベリオンプロと同じで、ヴェイパーフライネクスト2と比べた場合だと、26.5cmで191gなのでcmあたり7.20gと若干重くなっています。

5. まとめと評価

アシスト感ある反発性能と安定性を兼ね備えた高機能の厚底カーボンシューズです。ただし、フィット感に多少難があるので、ソックスの選別と靴擦れ対策には注意が必要です。

お勧めしたいタイプのランナー

フィット感のリスクをどう捉えるか

ポイントはフィット感のリスクをどう捉えるか。

店頭で試し履きをしてアッパーの硬さ 嫌な”当たり” を感じなければこのシューズの恩恵を存分に受けられると思うので強くお勧めできると思います。

初心者にもお勧めしたい

初心者から熟練者まで広くおすすめできます。

一般的に厚底レーシングシューズではその不安定性が挙げられることから、初心者ランナーには不向きとされることが多いですが、このシューズは安定感があるので、初心者ランナーでも問題なく楽しめると思います。

むしろ走行距離がそれほど多くない初心者ランナーこそ、このシューズの持つ高機能を永く楽しめることができると考えられるのではないでしょうか。

高機能のランニングシューズ全般に言えることですが、「”厚底カーボンシューズは熟練者のみが履くべき” という考えはナンセンス」というのが個人的な思いです。

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