こんにちは。もりぞうです。
近年、トップランナーから支持される厚底カーボンシューズですが、各社しのぎを削る状況が繰り広げられていましたがで、国内の雄ミズノは以前からなりをひそめる状況でしたが、遂にこの状況を打破する製品「ミズノウェーブリベリオンプロ」が登場しました。
このレビューでは、ミズノウェーブリベリオンプロを実際に購入しての履き心地や特徴をお届けします(細かな製品仕様はミズノ公式サイトを参照ください)。
1. 外観とデザイン、快適さ
見た目の特徴は、何といっても踵部分が削り取られたかのような舟形のミッドソールの形状。
これによりフォアフット or ミッドフット走法を絶妙にアシストしてくれるのですが、だからと言って歩行中や立ち止まる姿勢に不都合を感じることはありません。ミズノらしいオレンジ色もクールです。
2. サイズ感、フィット感、サポート性
サイズ感
ナイキのランニングシューズと比べた場合やや小さめ。ズームフライ1~5、ヴェイパーフライネクスト1~2、アルファフライ1、ペガサス39 だと25.0cmのところ、ウェーブリベリオンプロの場合、26.5cmがベストでした。
フィット感・サポート性
フィット感はとても良いです。アッパーが柔らかく足を包み込んでくれてヒールカップもしっかりと踵をホールドしてくれるので、踵が抜ける感じは無いです。当然ソックス等での調整は不要。
また、インソールも癖が無く、アーチサポートのあるシューズが苦手な人でも安心の設計。
3. 実際に使った感想
キロ4分を切る速度帯から確かなアシスト感を感じられます。これは公式サイトで謳われている「スムーズスピードアシスト」という機能の恩恵のようです。
ちなみにこのアシスト感はアルファフライやテンポネクストに近いように感じました。個人的にはフォアフットというかミッドフットでの接地を気持ちよくサポートしてくれると感じられました。
新機能
“スムーズスピードアシスト”
つま先から踵への独自の 形状が、スムーズなフォアフット走法をアシストする。
※1 下腿三頭筋の伸張性収縮の⼀般的な指標とされる「⾜関節底屈トルクの負の仕事」を、社外被験者を⽤いた実験により測定。
レースペース⾛⾏時(時速16~20km)にスムーズスピードアシスト機能搭載商品と、⾮搭載商品(⾃社)間での「⾜関節底屈トルクの負の仕事」の値を⽐較し、
搭載品において値が低減されることを確認。効果や感じ⽅には個⼈差があります。
https://jpn.mizuno.com/running/rebellion
4. 重さ
昨今の厚底レーシングシューズと変わらない軽さに仕上げられていて、特段の重みは感じられない印象。
ちなみに片足約215g(27.0cm片足)なので、cmあたり7.96g。ヴェイパーフライネクスト2のcmあたり7.20g(26.5cmで191g)と比べるとやや重い。
5. まとめと評価
フィット感、アシスト感、安定性を兼ね備えたマルチな厚底カーボンシューズです。
注目のポイントとしては、やはりミッドソールの形状。舟形のソールが快適なミッドフット着地を自然にサポートしてくれる感覚が新しく、ハマればこのシューズで大化けするランナーも現れてくるじゃないかと思っています。
厚底カーボンシューズの最高峰にミズノも見事に到達です。
お勧めしたいタイプのランナー
キロ4よりも早いペースで走ることで機能を活かせるようなので、その速度帯で走るランナーに向いていそうです。ただ、ダッシュやウィンドウスプリントの場面だけの活用もありだと思います。
個人的には舟形のミッドソールを競技レベルに関係なく多くの人に体験して欲しいと思っています。
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